iQRコードは、コードの位置や大きさが簡単に読み取れるマトリックス方式の2次元コードです。従来のQRコードやマイクロQRコードより更に小さいコードから、より多くのデータを格納できる大型コードまで広範囲に渡るコードを生成できます。
また、長方形にしたり、表裏反転・白黒反転・ドットパターン(ダイレクトパーツマーキング)で印字することも可能なため、幅広いフィールドで活用することができるコードです。

※iQR、iQRコード及びiQRCodeは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

iQRコードの特徴

特徴1 : 情報の高密度化

iQRコードは、従来のQRコードよりも多くの情報量を格納する事ができます。従来のQRコードと同じサイズなら80%増の情報量を格納でき、同じ情報量ならサイズを30%小さくする事ができます。(従来のQRコード比)

特徴2 : サイズの小型化

iQRコードは、従来のQRコードよりも小さなコードを生成することができます。
最小セル構成は、従来のQRコードが縦横11セル × 11セルなのに対し、iQRコードは縦横9セル×9セルであり、コード面積は従来QRコード比約60%まで小さくする事ができます。

特徴3 : 長方形化

iQR コードは、正方形だけでなく、長方形で生成することも可能です。これにより、バーコードが印字されていたスペースをiQRコードに置き換えたり、正方形コードでは読み取りにくい円筒状製品へ印字することができます。

特徴4 : 大容量化

iQRコードは、従来のQRコードの最大格納数を超えるコードを生成できます。
QRコードの最大バージョン(セル数 縦177 x 横177)で格納できるのは約7000文字ですが、iQRコードの最大バージョン(セル数 縦422 x 横422)は約40000文字を格納することができます。
(格納データは数字)

特徴5 : 高復元率

iQRコードは、従来のQRコードよりもコードの復元機能を高く設定できます。
コードの破損・汚れなどによるデータの誤り訂正レベルは、従来のQRコードが全体の30%までなの対して、iQRコードは50%まで拡大されています。

iQRコードの仕様

  iQRコード QRコード (Micro QR)
バージョン構成 1(9x9セル )~ 61(422x422セル)
R1(5x19セル )~ R15(43x131セル )
QRコード:1(21x21セル )~ 40(177x177セル)
MicroQR:M1(11x11セル )~ M4(17x17セル)
誤り訂正レベル L(7%),M(15%),Q(25%),H(30%),S(50%) L(7%),M(15%),Q(25%),H(30%)
文字モード 数字、テキスト(ModeA/B/C)、漢字、バイナリ 数字、英数字、漢字、バイナリ
連結機能 16分割 16分割(QRコードのみ)
形状
特殊コード
正方形、長方形
表裏反転、白黒反転、ドットパターン
正方形
表裏反転、白黒反転、ドットパターン
その他 GS1対応、データ圧縮モード GS1対応(QRコードのみ)
マージン 1セル(2倍サイズコードは 2セル) 4セル (MicroQRは 2セル )

iQRコードのデータ容量

正方形コードの場合

iQRコードは、セル構成のバリエーションが豊富なコードです。
正方形の場合、最小で縦横9セル×9セルに数字6桁、最大で縦横422セル×422セルに約40000文字を格納します。

【セル数とデータ量(抜粋)】
セル構成 iQRコード QR/
MicroQRコード
DataMatrix
9 6    
10     6
11 12 5  
12     10
13 21 8  
14     16
15 33 18  
16     24
17 45 30  
18     36
19 60    
20     44
21 81 34  
22     60
23 97    
24     72
25 123 63  
: : : :
422 40,637 - -

※データ:数字
 誤り訂正レベル:7%相当

長方形コードの場合

長方形の場合、最小で縦横5セル×19セルに数字6桁、最大で縦横43セル×131セルに約1200文字を格納します。

【セル数とデータ量(抜粋)】
セル構成 iQRコード DataMatrix
5 19 6  
5 29 13  
7 29 26  
8 18   10
8 32   20
9 29 39  
9 35 50  
11 35 67  
12 26   32
12 36   44
13 35 83  
16 36   64
: : : :
43 131 1,202 -